季節の雑学

晩夏の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使えるか、例文も

夏祭りや帰省など、お盆休みが楽しみなこの頃の手紙のあいさつには「晩夏の候」使うといいですね。では、その意味や読み方は何でしょうか?また、使う時期も気になりますね☆
そのため今回、晩夏の候の意味や読み方は?時期はいつ・いつまで使えるか、例文もご紹介します!^^

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晩夏の候の読み方と意味は?

出典:https://www.pakutaso.com/20170827241post-13108.html

「晩夏の候」の読み方は、「ばんかのこう」です。
時候のあいさつは、「晩夏」も「候」も、音読みすればいいので難しくないですね。
「晩夏の候」の意味は、文字どおり「夏の終わり」を表わしています。

晩夏というと、旧暦の二十四節気のうち「小暑と大暑」が晩夏とされてます。天気予報のなかった時代に、一年を二十四等分したものは、田植や収穫の時の天候を知るための目安として大変重要でした。
立春や春分、秋分、夏至、冬至…などを聞いたことがあると思いますが、春・夏・秋・冬をそれぞれ3つに分けたものが、夏の場合は「初夏・仲夏・晩夏」の三夏といい、それをさらに細かく分けたものが、二十四節気ということになります。

晩夏という言葉のイメージからすると、どことなく夏が惜しまれ、秋の入り口にさしかかったような感じにもさせられます。しかし、実際には一年で最も暑い時期なので、残暑見舞いを出す期間になります。

そして、会社の夏休みや旧盆のお墓参りもこの頃ですね。家族や親戚が集まって、盆踊りや夏祭りに参加したり、海や山へ遊びに出かけたり、大人も子供も楽しい思い出を手紙に綴ったりすることも多くなります。

「候(こう)」には、「季節」とか「気候」「自然現象」といった意味があります。
候は「そうろう」と読むと、古文の丁寧語の「〜でそうろう」という意味になります。「ばんかのこう」の「こう」とは、意味が違ってくるので注意してくださいね。

ていねいな手紙の書き出しには、「晩夏の候」などの時候のあいさつを入れます。普段はあまり使わないかもしれませんが、人に会った時や電話をかけた時の最初の一言と同じです。手紙では、この形が体裁も良く、相手もスムーズに読み始められると思います。

晩夏の候の時期はいつ?いつまで使える?

出典:sozaing.com/photo/秋空とひまわり.html

「晩夏の候」は、8月7日〜8月20日前後まで使うことができます。立秋の前までの2週間くらいと、使えるのは短い期間ですが、ちょうど「残暑見舞い」を出す頃になるので、覚えておくと役立つと思います。

旧暦二十四節気の晩夏の期間(2018年)
・小暑/7月7日〜7月22日頃
・大暑/7月23日頃〜8月6日頃

この表でいくと、旧暦の晩夏は7月7日〜8月6日頃ということになっています。
暦の上では、8月7日から「立秋」となり、8月のお盆はすでに秋を迎えることにります。
でも、実際の気候は一年で最も暑さが厳しく感じられる頃ですね。
旧暦の基準で作られた晩夏は、新暦のカレンダーとは約1ヶ月のずれがあるので、ちょっと違和感がありますね。

そのことを理解した上で、「晩夏の候」はいつ頃使うのがいいかというと、やはり今の気候に合わせると、8月中旬頃に使うのが適していると思います。旧暦が、今の気象現象と異なってきたので、実情に合わせて使われる部類の季語といえます。

暑中見舞いを出す時期は小暑(7月7日頃)〜立秋(8月8日頃)まで、残暑見舞いを出す時期は立秋(8月8日)〜8月31日頃までとなります。9月に入っても残暑が続いていれば、白露(9月7日頃)まで出してもいいと思います。

この時期には「晩夏の候」の他にも、「残暑の候」「残炎の候」「暮夏の候」「秋暑の候」「早涼しの候」などいろいろな表現もあります。
「晩夏の候」は「残暑の候」より短く、夏の終わりということを強調しています。残炎も暮夏も、暑さを表現する言葉が並びます。また、お盆にかかわる行事も数多くあり、涼を求める言葉も季語として使われます。

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晩夏の候の例文と結び

出典:http:///01.gatag.net/12475-free-photo/

「晩夏の候」の意味や使う時期はわかりましたね。手紙やハガキの作成など、何から書き始めればいいのでしょう?そこで、手紙の基本の「頭語」や「時候のあいさつ」、相手の健康などを気遣う言葉、「結びの文章」などを実際に使ってみましょう。

【あらたまった書き出し】
・拝啓 晩夏の候 貴社におかれては益々ご清祥のことお慶び申し上げます。

・拝啓 晩夏の候 夏の盛りを過ぎたとはいえ、まだまだ暑さが続きます。
・拝啓 晩夏の候 蝉の鳴き声がヒグラシに変わり、秋の気配が感じられます。
【一般的な書き出し】
・暦の上では立秋を迎え、秋の涼しさが待ち遠しい今日この頃です。
・残暑がいっそう身にこたえる毎日ですが、いかがお過ごしですか。
・お盆休みは、どこかお出かけになりましたか。

「拝啓」より、「謹啓」のほうがより敬った言い方になります。

【あらたまった結び】

・残暑なお厳しい折ですが、ますますのご活躍をお祈り致します。謹啓
・残暑厳しい毎日ですが、お体を大切にお過ごしください。敬具

・夏バテが出てきそうな時期です。くれぐれもご自愛ください。かしこ
【一般的な結び】
・残り少ない夏休みですが、皆さまお元気でお過ごしください。
・夏の思い出を聞かせてくださいね。楽しみにしています。
・朝夕は涼しさも感じられますが、季節の変わり目の体調にご注意ください。

手紙の最初の一言は、相手に好印象を与えられます。受け取っった方も季節を感じられてうれしいものです。「拝啓」で始めたら「謹啓」「敬白」で終わる、がセットになっています。女性は「かしこ」や、友達なら「では、また。」などフランクな言葉でもいいですね。

まだまだ暑さが厳しいこの時期は、相手の健康や体調を気づかう言葉を忘れず入れましょう!
ただし、ビジネス文章では時候の挨拶を省いたり、季節に関係なく「時下」(この頃はの意味)とすることもあります。

晩夏の候と一緒に使える季語

出典:https://frame-illust.com/?p=8554

向日葵、浴衣、緑陰、涼し、花火、お盆、迎え火、送り火、墓参り、帰省ラッシュ、終戦、平和、土用波、落花生、ヒグラシ、ヒマワリ、朝顔、浜木綿、夏祭り、盆踊り、地蔵盆、茄子、納涼、新涼、星祭、夕立、猛暑、秋隣り、秋近し、秋立つ、夕顔、空蝉、桔梗、桃、西瓜、秋の夜、残暑、ゆく夏……

季語を使って、季節の移り変わりを手紙に書いてみましょう!
身近な自然の生きものや花などを取り入れて、その思いをそのまま表せば、ありふれた光景もいきいきとしてきますよ。個性的な文章を書きたいけど、なかなかいい言葉が見つからないときは、季語を活用していきましょう。

8月の季語は?俳句や時候の挨拶、手紙の書き出し・結びの文例も!
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夏バテ気味の友だちや親戚に、メールでなく手書きのお便りを出してあげればきっと喜ばれますよ☆
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